スマートフォン独自機能の進化について解説しています!

PDAとの関連性

日本のフィーチャーフォンはスマートフォンと呼ばれることもありますが、知っての通り、今我々が使っているようなスマートフォンとは少しイメージが異なります。むしろ、我々の思っているスマートフォンの元祖と言えるのは通信をメインとした個人端末であるPDAでしょう。こちらは通話が出来るわけではなく、完全に通信に特化した端末となっているため多機能な日本のフィーチャーフォンではあまり注目されていませんでした。

しかし、アメリカは携帯電話は通話に特化した形となっていたので、通信を主軸としているこのPDAは非常に重宝されていたのです。そして、この通信に特化したPDAと携帯電話を組み合わせるだけでなく、音楽プレイヤーやタッチスクリーンなどの様々な機能を盛り込んだものが現在のスマートフォンの原型となっているとされています。

事実、2003年ごろから「PDA端末に電話機能が付いているもの」というものがスマートフォンの定義として定着していきました。PDAがインターネット端末だという認識がそのような定義を生み出していましたが、国内の多機能なフィーチャーフォンとスマートフォンを明確に区別するためというのも大きな理由として挙げられるでしょう。つまり、今までの携帯電話とは異質な存在として国内ではスマートフォンを取り上げていたのです。